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空調設備業者が解説!エアコン取り付け工事の真空引きとは?

こんにちは!ShibuyaUnitedFacilitiesです。
私たちは東京都小平市を拠点に、関東一円で空調設備工事やエアコン工事、衛生工事、業務用エアコンのクリーニングなどを手掛ける業者です。
今回は、エアコン取り付け工事において重要な作業である「真空引き」について、その意味ややり方の手順・方法をご紹介します。

「真空引き」とは何なのか

ビジネスマン虫眼鏡
「真空引き」とは、エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管に専用の道具を接続し、室内機と配管の内部の空気を抜くことを指します。
真空引き後に、室外機内に収められている「冷媒(ガス)」を循環させ、エアコンを稼動させることで本来の能力を引き出すことができるのです!

「冷媒」とは何なのか

「冷媒」とは、エアコンの中で熱を温度の低い所から高い所へ移動させるために使われるガスです。
冷媒は熱エネルギーの量によって気体にも液体にもなることができ、熱交換器で冷媒の熱エネルギーをコントロールします。
冷媒が配管の中を循環することで部屋と外で熱の運搬をしています。
その結果、部屋の空気が涼しくなるのです。
暖房の場合も同じ仕組みで部屋が暖かくなっています。

真空引きするためにどんな作業をするの?

真空引きをするには電動真空ポンプを使用する方法と、手動式の真空ポンプを使用する方法があります。
どちらの方法でも、エアコンの配管内の圧力が-0.1MPa(-750mmHg)以下になるまで真空引きします。
真空状況は機材についているメーターで確認することが可能です。
作業の手順は以下の通りです。

真空引きの手順1

室外機についている「サービスポート」のナットを外し、真空ポンプに「ゲージマニホールド」(測定器)を装着します。
この段階ではサービスバルブは2カ所とも閉めたままにしましょう。

真空引きの手順2

真空ポンプの電源を入れ、サービスポートのバルブを開き、真空引きを開始します。
ゲージマニホールドの目盛りが減少していきますよ。

真空引きの手順3

ゲージマニホールドの目盛りが-0.1になるまで10~15分ほど運転します。
煙が出てくることがありますが、これは内部の潤滑油が空気とともに排出されるオイルミストと呼ばれるものです。

真空引きの手順4

運転後、バルブを締め5分程以上放置して目盛りが動かないか確認します。
もし目盛りが動いたらガス漏れの可能性があるので、もう一度真空引きが必要です。

目盛りが動いていないことを確認したら、真空ポンプを外します。

以上で真空引きは完了です。
取り付け工事の場合、この後にガス充填などの作業を行わなければなりません。

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